2017年9月27日水曜日

創作詰碁の話


はい、皆さんこんばんは。

囲碁講師 坂本亨秀( さかもとあきひで )です。


最近は夜も冷えて、風も涼しくなってきました。
だんだんと秋を感じる季節になってきましたね。

さて、今回お話しするのは以下のテーマです。


創作詰碁について


創作詰碁。

それは自分の手筋に対する想いを
ひとつの問題として昇華した
いわば究極の自己表現のひとつである。

諸説あり。


まあ、大げさにいうとこんな感じですが、
詰碁好きのなかでも
特にマニアックな方になってくると
自分で問題を作っちゃったりするわけですね。

ほとんど趣味の域といってもいい
この創作詰碁ですが、

実はかなり強力なヨミの訓練になります。


というのも、 詰碁は基本的に「 正解手順はひとつだけ
というのが一般的なルールになっているのですが、
それはつまり、余詰め( 正解以外の手順 )を
すべてなくさないといけない、という事です。

※基本詰碁など、なかには
  複数正解がある詰碁もあります。


問題を作るには正解以外の変化をすべて
読んで研究しなければならない。

これは石の形をしっかり
理解する訓練になりますし、なにより
変化をすべて読むので相当なヨミの訓練になります。


かくいう私も、これから定期的に
自分で問題をつくり、ブログに挙げていこうと思います。
一応目標として週一回ペースであげていきたいなぁ、と思っております。

詰碁好きの皆さんや、
ちょっと詰碁に慣れてきた方なんかも
ぜひ詰碁作りに挑戦してみてください。

難しい問題を作る必要は一切ありません。

正解を想像し、問題にするために
様々な変化を研究することが大事なのです。


筋が同じだとか、形が似た問題があるとかは
気にしないでください。

あなた自身が頭を抱え、
迷いに迷ったすえ生み出した問題は
世界でたったひとつのあなたの詰碁です。

そう考えると、頑張って挑戦してみる
価値もあると思えてきませんか?(*^ω^*)


そんなわけで、週1回は創作詰碁をあげていきますが
曜日は土曜日にします。

七日に一度訪れる、土曜の日の詰碁

はい。わかる人にはわかるネタですね笑

創作詰碁は、作った人の手筋へのこだわりが
如実に現れます。

洗練された手筋の味を味わう感覚は

囲碁を通じて味わう一種の美食

とも言えるかもしれませんね。



〈 参考ページ 〉

「 簡単!創作詰碁の作り方 」現在作成中。



囲碁講師 坂本亨秀


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