はい、みなさんこんにちは。
囲碁講師 坂本亨秀( さかもとあきひで )です。
さて、今回お話することは
私が思う、こども囲碁教室
です。
こども囲碁教室、というと
子供が囲碁の勉強をするところ、
と考えるのが普通ですね。
しかし、私が思うこども囲碁教室は
少し違います。
現在私は、兵庫県芦屋市で
八年ほど前から講師を務めている
こども囲碁教室があります。
もともと60代以上の先生方と共に
ボランティアで始めた講師業でしたが、
高齢の先生方は皆さん辞めてしまい、
今は20代の若手講師を中心に授業を行っています。
さて、この囲碁教室ですが
実は囲碁教室にも関わらず、
授業において囲碁の優先順位は
さほど高くありません。
なんせ負けて級位が下がる他に
お行儀降級( お行儀が悪かったら降級 )
という制度があるくらいですから。
そう。
私どもの教室で重要視しているのは、
囲碁の強さではなく、
お行儀や、人との関わり方 です。
子供たちには、
いつも訊いていることがあります。
囲碁が強い嫌な奴と、
囲碁がそこそこでも優しくて思いやりがある子。
どっちと友達になりたい?
もしその子供が、後者を選ぶのであれば、
「 じゃあ君はそういう人になりなさい 」
と教えています。
そうやって、ただ囲碁を勉強するだけでなく
なぜ、物は大切にしないといけないのか。
なぜ、挨拶をしないといけないのか。
なぜ、囲碁の挨拶は二回するのか。
なぜ、囲碁の実力よりもお行儀が大事なのか。
こういった話を普段から教室で行っています。
詰まるところ、私どものこども囲碁教室は
ただ子供が囲碁を勉強する教室ではなく、
囲碁を通じて、物事の考え方や
人との関わり方を学んでいく教室
なのです。
もちろん、囲碁が強くなる事は否定しません。
ただ、囲碁が強いだけの人間には
なってほしくないというのが
私たちの考え方です。
囲碁との関わり方は、人それぞれ違います。
強さだけが、囲碁の全てではない。
こういった考え方が、囲碁界、
特に子供が関わる場所に
広まっていってほしいと思います。
参考ページ
「 囲碁はもともと教育の道具 」
囲碁講師 坂本亨秀
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