2017年10月9日月曜日

私が思う、こども囲碁教室。


はい、みなさんこんにちは。

囲碁講師 坂本亨秀( さかもとあきひで )です。


さて、今回お話することは

私が思う、こども囲碁教室

です。

こども囲碁教室、というと
子供が囲碁の勉強をするところ、
と考えるのが普通ですね。

しかし、私が思うこども囲碁教室は
少し違います。

現在私は、兵庫県芦屋市で
八年ほど前から講師を務めている
こども囲碁教室があります。

もともと60代以上の先生方と共に
ボランティアで始めた講師業でしたが、
高齢の先生方は皆さん辞めてしまい、
今は20代の若手講師を中心に授業を行っています。

さて、この囲碁教室ですが
実は囲碁教室にも関わらず、

授業において囲碁の優先順位は
さほど高くありません。

なんせ負けて級位が下がる他に
お行儀降級( お行儀が悪かったら降級 )
という制度があるくらいですから。

そう。
私どもの教室で重要視しているのは、

囲碁の強さではなく、
お行儀や、人との関わり方 です。


子供たちには、
いつも訊いていることがあります。

囲碁が強い嫌な奴と、
囲碁がそこそこでも優しくて思いやりがある子。
どっちと友達になりたい?

もしその子供が、後者を選ぶのであれば、

じゃあ君はそういう人になりなさい

と教えています。


そうやって、ただ囲碁を勉強するだけでなく

なぜ、物は大切にしないといけないのか。

なぜ、挨拶をしないといけないのか。

なぜ、囲碁の挨拶は二回するのか。

なぜ、囲碁の実力よりもお行儀が大事なのか。

こういった話を普段から教室で行っています。


詰まるところ、私どものこども囲碁教室は
ただ子供が囲碁を勉強する教室ではなく、

囲碁を通じて、物事の考え方や
人との関わり方を学んでいく教室

なのです。


もちろん、囲碁が強くなる事は否定しません。

ただ、囲碁が強いだけの人間には
なってほしくないというのが
私たちの考え方です。


囲碁との関わり方は、人それぞれ違います。

強さだけが、囲碁の全てではない。

こういった考え方が、囲碁界、
特に子供が関わる場所に
広まっていってほしいと思います。




参考ページ
囲碁はもともと教育の道具




囲碁講師 坂本亨秀




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